モデル・女優 八木アリサさん

Professional InterviewSep.25.2020

INTERVIEW WITH
ALISSA YAGI
モデル・女優 八木アリサ

今、もがきながら生きている皆んなに
エンターテイメントの力を感じてほしい

ファション雑誌『ViVi』の専属モデルとして活躍。日本のみならず、アジア圏の同世代女性からも絶大な支持を集めている、八木アリサさん(25)。フランス人の父と日本人の母。幼少期にタイとタヒチ島での居住経験を持ち、現在はフランス語、英語、韓国語を習得している国際感覚の持ち主だ。神秘的な美しさを放つ彼女の素顔と新たな挑戦にかける想いを聞いた。

転機は憧れていた雑誌の専属モデルになれたこと

芸能界入りをしたのは、海外から帰国し、北海道札幌市に移り住んだ小学5年生の時。日本語が上手く話せなかった時に趣味として通い始めたダンススクールの発表会で、現事務所からスカウトを受けたことがきっかけだった。

2008年から、ローティーン向け雑誌『nicola』の専属モデルとして活動をスタート。しかし、将来の職業としてモデルを続けていくことは現実的ではないと感じていた。

「北海道から通っていたので掲載も少なく、人気がある感じではありませんでした。中学生の時は、語学を活かしてCAとか世界に渡る仕事を目指そうかなと考えていましたね」

しかし、高校1年生の時に雑誌『ViVi』の専属モデルに抜擢されたことが、人生の大きな転機となった。

「ハーフモデルが看板を張っていたViViは、中学生の時から憧れていた雲の上のような存在の雑誌。そこに招いていただけるチャンスがあるのなら、モデルに本腰を入れてやってみようと覚悟を決めて上京しました。そしてViViの撮影に初めて参加した時、モデルさんたちのプロ意識をものすごく感じて、雷に打たれたような感覚だったのを覚えています。『よっしゃー、やるぞー!』って思いましたね」

モデルとして一番大切にし続けていること

ViViモデルズとして今年で9年目を迎え、雑誌の顔として圧倒的な存在感を見せているが、華やかな誌面の裏では常に目の前に現れる課題と向き合いながら、地道に努力を重ねてきたと話す。

「『ViVi』はどこの雑誌よりも色々なタイプの洋服を着ます。ガーリーとかクールとかストリートとか最初の頃はそのどれもが似合うモデルになりたいと思っていたのですが、トップに登りつめていくには、ファンの方が『この子は私のロールモデルだ』と言ってくれるようなキャラクターが必要。私はそれを見つけるのに時間がかかったほうだと思います」

もがいた先に見つけた答えは、「自分の好きなものを突き詰める」こと。

「私は“美容”が好きということを公言し、自分なりにたくさん調べたり、試したり突き詰めていくうちにViViで美容の連載をもたせてもらうことが出来ました。自分のInstagramやYouTubeチャンネルでも美容やガーリーな雰囲気のものとか、日常の中にある“自分の好き”をゆるく発信。美容を楽しむマインドをファンの皆んなと共有できたらいいなと思いながらやっています。モデルは自分磨きのプロでいなくてはならない仕事だと思うので、自分磨きはせっせ、せっせと。トライ・アンド・エラー エラーっていうぐらいエラーばっかりですけど(笑)」


YouTubeチャンネル 私の痩せ習慣&2週間前からの集中ダイエット法。#やぎのヲタ美容

美容師さんは「魔法の鎧」を作ってくれる大切な存在

近年はモデルと並行し、女優ヘアにもこだわりを持つ八木さんは、カットとヘアカラー、ヘアトリートメントはそれぞれ決まった美容師さんにお願いしているのだとか。最近、25㎝ほどバッサリ髪をカットして印象チェンジ。これまで数々のヘアカラーにもトライしてきた。

「昔はピンクとかパープルみのある色が好きだったのですが、それに飽きてアッシュにして、金髪にして、役柄で黒にして、また期間が空いたから金にして茶色に戻して。この間まで役柄で真っ赤にしていたのですが、今後また金髪にします。ViViの表紙で今までやったことのないハンサム系にチャレンジしたくて提案しました。自分から発信することは大事。言われるがままより、発信した方がちゃんと進むんだなと言うことを学んできたので」

では、八木さんにとって美容師さんやヘアメイクさんは、どんな存在なのだろうか?

「私は普段、ファンデーションやリップを塗らないとコンビニにも行けないぐらいの人間なので、ヘアやメイクというのは“魔法の鎧”だと思っています。美容が好きなので自分でもやりますが、より頑丈で美しい鎧を作ってくださるのがプロの美容師さんやヘアメイクさん。ありがたい存在というか、いなくては成り立たない存在ですね」

表現の幅を広げるために選んだ「女優業」への挑戦

近年はモデルと並行し、女優としても活動の幅を広げている八木さんだが、昨年からは立て続けに映画やドラマなど多くの映像作品に参加。2021年は、映画『太陽は動かない』の公開も控えている。

「ずっとお芝居には興味があったのですが、モデルをやるために上京して来たのでViViの中で一人前になるまではモデル業に集中し、単独表紙を飾ることを目標としてきました。それが20歳の時に叶い、撮影での見せ方もわかってきた時に、モデルとしての伸びしろを感じなくなってしまったのです。でも、ViViでモデルは続けたい。そこで表現の幅を増やすためにはどうしたら良いか考えた時に、このタイミングでお芝居に挑戦したいと思ったのです。モデルと女優の違いは、準備の仕方。モデルはお洋服が似合うように肌の状態やヘアをメンテナンスしてから行くなど“外見の準備”がすごく大切。一方のお芝居はこの女の子の背景には何があるのだろうと思いを巡らせ、そこからどういう見た目がいいのかを考えていくので“内面の準備”が大切です。毎回、緊張するけど、すごく勉強になるし、楽しい。やりがいも感じています」



2021年3月5日公開、映画『太陽は動かない』に出演
©吉田修一/幻冬舎 ©2020「太陽は動かない」製作委員会

この秋、ミュージカル『RENT』に初挑戦

この秋はミュージカルにも初挑戦する。ブロードウェーで長年愛された人気作品『RENT』のミミ役に見事、大抜擢されたのだ。

「昨年の夏、大先輩の三浦春馬さん主演の『キンキーブーツ』を観に行かせていただき、ハッピーエンドのお話なのに涙が溢れて止まらない自分に動揺してしまいました。この感情はなんだろうって。この時、ミュージカルという生のエンターテイメントの力を改めて感じて、自分も舞台に立ってみたいと、この春、未経験ながらオーディションに挑戦させていただきました。RENTは先輩モデルの石田ニコルさんが8年前に出演した舞台を観ているので、すごく素敵な作品なのも知っているし、ブロードウェーでも人気の舞台。まさか合格するとは思っていなかったので、この超ハイパー・ハードルにビビっている状態でございます…(笑)。石田ニコルさんからは『大変なこともあると思うけど、何かあったらいつでも相談に乗るよ。ご飯、食べに行こう』と声をかけていただいたので心強いです」


Photo by Leslie Kee

八木さんは『RENT』の魅力を次のように語る。

「魅力は生っぽさ。皆、何かにもがいていて、全員が人間らしくてパワフル。人生観が変わったりするような言葉や考え、強いキャラクターが集まっている舞台です。HIVの問題とか、少し今の時代とも重なるようなテーマやメッセージが散りばめられています。美容師さんもコロナ禍で色々なことが変わり、大変だと思いますが、今という時代をもがきながら生きている皆んなに響く作品だと思います。美容師さんには派手なヘアスタイルやメイク、衣装も勉強になるのでは。多くの舞台が中止を余儀なくされてきましたが、やっと生のエンターテイメントをお届けすることが出来るので、是非、是非、是非!」

将来の夢や目標は、結婚はいつまでにしたい?

進化を続ける八木さんに、今後の夢や人生プランを尋ねた。

「私は器用に生きることが出来ないタイプなので、目の前のことに集中したら、先のことが見えなくなってしまうのです。一つ達成したら、次の目標を決めて頑張るのが精一杯。でも、大好きなモデルの仕事は続けていきたくて、大人の雑誌にステップアップしていけたらと思っています。でも、30歳になったら…うーん、わからないですね。だって、今、ミュージカルをやらせていただくなんて、小中学生の八木は想像もしていなかったことだから。もしかしたら何かをプロデュースしたり、歌手に転向します!なんて言っているかもしれません。でも幸せに暮らしていてほしいと思います(笑)。結婚はまだ考えたことがないですね。母が結婚したのが36歳なので、晩婚のススメを説かれていて、その信者である私は流れに身を任せようかなと思っています。今は、お仕事にもがいて、もがいて、もがきながら楽しんでいます」

Check!

ミュージカルRENT』に「ミミ」役で出演決定!


Photo by Leslie Kee

2020年11月2日(月)~12月6日(日)
劇場:日比谷・シアタークリエ
一般前売開始:10月10日(土)
料金(税込):全席指定11800円 エンジェルシート5000円

2020年12月11日(金)~12日(土)
劇場:愛知県芸術劇場
※詳細は、後日発表
https://www.tohostage.com/rent2020/

※ガモウでの販売はございません

 

 Profil
八木 アリサ

1995年、北海道出身。2008年より『nicola』モデルを経て現在、雑誌『vivi』専属モデル。
美容への関心が高く、Instagramやyoutubeチャンネルにて、自身の経験をもとにした「美容」についての発信を積極的に行っている。女優としても活動の幅を広げており、映画出演作は、『好きっていいなよ』(2014)、『ゼニガタ』(2018)、『ホットギミック』(2019)、『午前0時、キスしにきてよ』(2019)、『キスカム! ~come on, kiss me again~』(2020)。ドラマ作品は『ラブラブエイリアン2』(2018/cx)、『1ページの恋』(2019/AbemaTVドラマ)、『まどろみバーメイド~屋台バーで最高の一杯を~』(2019/テレビ大阪)、『左ききのエレン』(2019/MBS)、『異世界居酒屋のぶ』(2020/WOWOWプライムオリジナルドラマ)など様々な話題作に出演をしている。初のミュージカル参加作品として、ブロードウェーで長年愛された人気作品『RENT』(2020年11月2日~シアタークリエにて公演)にミミ役にオーディションで抜擢された。また2021年3月5日公開の映画『太陽は動かない』への出演も決まっている。

 

アミューズ オフィシャルサイト
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