Feel the vibes vol.1 インプットしたい映画・アート展の最新情報

Feel the vibesMar.19.2021



インプットのススメvol.1

スマホで手軽にトレンドを知ることのできる今だからこそ、 劇場や美術館でじっくり作品と向き合う時間を持ちませんか。作品創りやサロンワークのヒントに、 お客様とのコミュニケーションにお役立てください!


PICK UP Cinema

『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』


©︎『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ


写真界を揺るがした天才は、 今もなお撮り続ける。

1968年、写真集『にっぽん劇場写真帖』で鮮烈なデビューを飾った森山 大道。画面が荒れ、被写体がブレ、ピントがボケたスナップショットは、「こんなものは写真じゃない」と写真界に大きな衝撃を与える一方、若者からは「これこそが求めていた本当の写真だ」と熱狂的な支持を集めた。現在も国内外にファンが多く、俳優やミュージシャン、また自ら作品撮りを行う美容師の方々などクリエイティブな分野からの支持も高い。2019年にはハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、再評価の気運が高まっている。

本作は、森山の写真集を数多く世に送り出してきた編集者・神林 豊と造本家・町口 覚が伝説のデビュー作を決定版として復刊、2018年秋に世界最大の写真の祭典「パリ・フォト」で発表するまでのプロジェクトを追ったドキュメンタリーだ。膨大な写真群の事実確認や紙の選定など、編集者たちがこだわりぬいた本づくりの過程が描かれると共に、編集者たちとのやり取りや、若いファンとの交流などを通して森山の素顔に迫る。特筆すべきはこれまで謎に包まれてきたスナップワークに密着していること。ホームグラウンドである新宿をはじめ、池袋、秋葉原、中野、渋谷、神保町、青山…東京の街中を歩き回り、時には車の中からもシャッターを切る森山は「飽きないんだよね」とつぶやく。

作中にも登場する作品の数々は、50年以上たった今でも鮮烈な印象を与える。小さなコンパクトカメラ一台で時代を切り取ってきた写真家は、80歳を過ぎてもなお走り続けている。

鑑賞point
どんなシーンも被写体となる、
そんな感性の大切さは
美容師さんにも通ずるはず


©︎『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ


©Daido Moriyama Photo Foundation

『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』
監督・撮影・編集/岩間 玄 出演/森山 大道、神林 豊、町田 覚ほか 製作/2021年、日本 配給/テレビマンユニオン 2021年4月30日(金)より全国順次公開中
https://daido-documentary2020.com/

 

 

PICK UP Art

 『ファッション イン ジャパン 1945-2020 ―流行と社会』

戦後の日本ファッション史をたどる、世界初の大規模展

1970年代以降、世界的に高い評価を得てきた日本人ファッション・デザイナー。その歴史は洋装を取り入れ始めた明治期に遡ることができる。本展では、独自の装いの文化を展開してきた日本のファッションの黎明期から最先端の動向を、デザイナーサイドと消費者サイドの双方向からとらえ、様々なメディアと共に包括的に紹介。ファッションそのものはもちろん、当時の写真、新聞、雑誌、広告などから、それぞれの時代を鮮やかに感じることができる。

鑑賞point
作品撮りの参考になりそうな、 時代ごとのヘアメイクやショーの映像なども!

『ファッション イン ジャパン 1945-2020 ―流行と社会』
会場/国立新美術館 企画展示室1E 住所/東京都港区六本木7-22-2 期間/2021年6月9日(水)~9月6日(月)時間/10:00~18:00(金・土は20:00まで)観覧料金/一般1,700円 大学生1,200円 高校生800円 ※事前予約制 お問い合わせ/03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://fij2020.jp/

 『あやしい絵展』


甲斐庄楠音《横櫛》大正5年頃、京都国立近代美術館、後期展示
藤島武二《鳳(与謝野)晶子『みだれ髪』装幀》明治34年、明星大学、通期展示
水島爾保布 《谷崎潤一郎『人魚の嘆き・魔術師』(春陽堂、大正8年)挿絵》大正8年、弥生美術館、後期展示

日本近代美術における美しさの“陰画(ネガ)”を紹介

「あやしい」という言葉には、妖しい、怪しい、奇しいなど、様々な漢字を当てはめることができる。共通するのは、神秘的で不可思議、奇怪な様子を表していること。本展では、多様な美術思潮の発生した幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿絵の中から、グロテスク、エロティック、退廃的、神秘的、ミステリアス…「美しい」だけでは括ることができない魅力をもつ作品を「あやしい絵」として紹介する。また、日本の画家に影響を与えたアルフォンス・ミュシャら西洋美術の作品も併せて展示。

鑑賞point
独特な雰囲気を持つ作品群は、 ヘアショーやクリエイティブフォト作品の
世界観創造のヒントになるかも

『あやしい絵展』

会場/大阪歴史博物館6F 特別展示室 住所/大阪市中央区大手前4-1-32 期間/7月3日(土)~8月15日(日)(前期展示7/3~26、後期展示7/28~8/15) 時間/9:30~17::00(金は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで 休館日/火(8/10は開館)観覧料金/一般1,500円、高大生1,100円 お問い合わせ/06-6946-5728(大阪歴史博物館)
https://ayashiie2021.jp/

※状況により、 映画の公開日・展覧会の開催期間が変更になる場合があります。 ※ガモウでは、チケットのお取り扱いはございません。

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