Feel the vibes vol.4 インプットしたい映画・アート展・舞台の最新情報

Feel the vibesSep.27.2021



インプットのススメvol.4

スマホで手軽にトレンドを知ることのできる今だからこそ、 劇場や美術館でじっくり作品と向き合う時間を持ちませんか。作品創りやサロンワークのヒントに、 お客様とのコミュニケーションにお役立てください!


PICK UP Cinema

『スターダスト』


©COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED, WILD WONDERLAND FILMS LLC


デヴィッド・ボウイが
時代のアイコンとなるまでの苦悩と葛藤を描く

2016年、69歳の誕生日にアルバム『ブラックスター(★)』をリリース、そのわずか2日後に逝去した、デヴィッド・ボウイ。1970 年代のカルチャー・アイコンとして絶大な人気を誇り、革新的な作品を生み出してきた彼の若き日の姿を描いた作品が公開となる。

1971年、3作目のアルバム『世界を売った男』を発表した24歳のボウイはプロモーションツアーのためにマーキュリー・レコードのパブリシストであるロン・オバーマンと共にイギリスからアメリカへ渡る。しかし、プロモーションの機会さえ満足に与えられず、自分が世間にまったく知られていないこと、そして時代が自分に追い付いていないことを痛感する。また、精神的な病で入院する兄の存在も彼を悩ませていた。そうした苦悩を抱える中、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやアンディ・ウォーホルと出会い、多くの刺激を受けたボウイは、殻を破り、カルチャー・アイコンとしての地位を確立する一歩を踏み出す。

「僕には恐れと歌があるだけ」と語っていたボウイが、最も有名な別人格〝ジギー・スターダスト〟を生み出すまでの裏側を通じ、彼の原点を描く。メンズドレスを身にまとい、日常で着物を着ているシーンなどもあり、ボウイが常に革新的で音楽だけでなくファッションやアートなど、カルチャーをけん引してきたことを伺うことができる。ボウイを演じるのはミュージシャンとしても活動しているジョニー・フリン。劇中、名曲の数々を披露している。

鑑賞point
 “ジギー・スターダスト”の奇抜な造形は、
歌舞伎の髪形や隈取から影響を受けたもの。


©COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED, WILD WONDERLAND FILMS LLC


©COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED, WILD WONDERLAND FILMS LLC


『スターダスト』
監督/ガブリエル・レンジ 出演/ジョニー・フリン、ジェナ・マローン、デレク・モラン、 アーロン・プール、マーク・マロンほか 製作/2020年、イギリス・カナダ 配給/カルチュア・パブリッシャーズ/リージェンツ 2021年10月8日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開 http://davidbeforebowie.com/

 

 

PICK UP Art


『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』


(左)レースの帽子の少女 ピエール・オーギュスト・ルノワール 1891年 油彩/カンヴァス (右)女神文香水瓶 エミール・ガレ 1884年 ガラス

モネやピカソ、ゴッホなどの作品からエコール・ド・パリの時代を感じる。

国内屈指の西洋絵画のコレクションを有するポーラ美術館のコレクションより、印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した人気画家の絵画74点を厳選し、当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件と併せて紹介する。時代を映す「女性像」、時代で変貌する「パリ」、画家たちの「旅」を通して、“甘美なるフランス(ラ・ドゥース・フランス)”の美意識を堪能することができる。

鑑賞point
絵画からも女性のファッションが
劇的に変化した時代を伺うことができる。

『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』
会場/Bunkamura ザ・ミュージアム 住所/東京都渋谷区道玄坂2-24-1 期間/2021年9月18日(土)~11月23日(火・祝) 時間/10:00~18:00(金・土は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで。金・土の夜間開館は状況により変更の場合あり。 休館日/9月28日(火)、10月26日(火) 観覧料金/一般1,700円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円 お問い合わせ/050-5541-8600(ハローダイヤル) 備考/土・日・祝日と11/15~11/ 23はオンラインによる事前予約(日時指定)制 https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_pola/

 

 『ピーター・シスの闇と夢』


《『三つの金の鍵 魔法のプラハ』原画》 1994年 ©Peter Sis, 1994


独特な世界観を持つ絵本作家の軌跡を辿る、日本初の展覧会。

チェコスロヴァキア(現チェコ共和国)出身でアメリカを代表する絵本作家、ピーター・シスの日本初の展覧会。『三つの金の鍵 魔法のプラハ』や『飛行士と星の王子さま:サン=テグジュペリの生涯』など、日本でも多くの作品が翻訳されている。本展では、彼の原点である初期のアニメーション作品や創作の手掛かりとなるスケッチや日記などの貴重な資料、映画『アマデウス』のポスターをはじめ、チェコと関係の深い作品など約150点を通して、シスの芸術を俯瞰する。

鑑賞point
映像作家でもあるシスの絵本は、 視点や構図が映画的。
創作のヒントが見つかりそう。

『ピーター・シスの闇と夢』
会場/練馬区立美術館 住所/東京都練馬区貫井1-36-16 期間/2021年9月23日(木・祝)~11月14日(日) 時間/10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで 休館日/月曜 観覧料金/一般1,000円、大学・高校生および65~74歳800円、中学生以下及び75歳以上無料 お問い合わせ/03-3577-1821 巡回/伊丹市立美術館(2023年に予定) https://neribun.or.jp/museum.html(練馬区立美術館)

『美男におわす』


(左)川井徳寛 《共生関係~自動幸福~》 2008、鎌苅宏司氏蔵 ©Tokuhiro Kawai, Courtesy of Gallery Gyokuei (右)絵師不詳 《大小の舞図》 17 世紀、板橋区立美術館 [後期展示]

日本人が“理想の男性像”に求めてきたものとは。

鎌倉の大仏を「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな」と詠んだ与謝野晶子が、大仏の姿に自分なりの「美男」を見いだしたように、人々の理想が投影された多彩な男性像を「美男画」として紹介することで、男性を美しいものとして表現すること、見ることに光を当てた企画展。歴史上のヒーロー、江戸の粋を体現する伊達男、挿絵やマンガの中の妖しい美青年など、浮世絵や日本画、彫刻、マンガ、写真など、幅広い時代やジャンルの中から約190点の作品が並ぶ。

鑑賞point
ライフスタイルや嗜好が多様化した現在、
“美しい男”の変遷も興味深い。

『美男におわす』
会場/埼玉県立近代美術館 住所/さいたま市浦和区常磐9-30-1 期間/2021年9月23日(木・祝)~11月3日(水・祝)※会期中に一部展示替えあり(前期10/10まで、後期10/12から)。 時間/10:00~17:30 ※入場は閉館の30分前まで 休館日/月曜 観覧料金/一般1,200円、大学・高校生960円 ※中学生以下と障碍者手帳をご提示の方(付き添い1名を含む)は無料 お問い合わせ/048-824-0111(同美術館) 巡回/島根県立石見美術館(2021年11/27~2022年1/24) https://pref.spec.ed.jp/momas/(埼玉県立近代美術館)

※状況により、 映画の公開日・展覧会の開催期間が変更になる場合があります。 ※ガモウでは、チケットのお取り扱いはございません。

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