FRIXION Number_05 岩渕 愛実氏 (美容師)× いがらし ろみ氏(romi-unie)

FRIXIONMar.18.2022


美容師と地場産業がコラボをしたら、どんな化学反応が起こるのか。 第5回目は、大河ドラマの舞台としても注目を浴びる、鎌倉発。 作品を手がけたのは、2021年にオープンした『bianca』の 新ブランド『padme』トップスタイリストの岩渕 愛実さんをはじめ、 ディレクションを代表の中井 宏昭さん、biancaサロンマネージャーの岩田 和博さん。 コラボのお相手はジャムと焼き菓子の店『romi-unie』代表の、いがらし ろみさんです。

※新型コロナウィルス感染拡大状況を鑑みて、対談ではなく個別に取材を行いました。



岩渕 愛実   AIMI IWABUCH (写真:左)
bianca/padmeスタイリスト。山野美容専門学校卒、bianca入社。アシスタント時からコンテスト多数受賞。2018年、ミルボンDA東京グランプリ、2019年、JHAニューカマーファイナリスト、業界誌掲載、セミナー講師として活躍。bianca次世代を担うクリエイター。 Instagram@bianca_iwabuchi

いがらし ろみ  ROMI IGARASHI(写真:右)
菓子研究家。romi-unie代表。東京・フランスで学んだフランス菓子をもとに、雑誌、書籍、TVやイベントを通じ、“お菓子作りの楽しさをひろめる活動”を行う。鎌倉にて『Romi-Unie Confiture』、『Chocolaté romi-unie』、東京・学芸大学にて『Maison romi-unie』の計3店舗を15年以上に渡り営む。



Hair and Make-up&Fashion_ Aimi Iwabuchi(bianca/padme)
Hair_Kazuhiro Iwata(bianca)
Direction_Hiroaki Nakai(bianca/padme)
Photographer_Yui Fujii Location_ padme

bianca/padmeのコメント

ブランディングの部分で親和性を感じた 

岩渕 ろみさんは、当店のお客様として私が担当させていただいています。いつも穏やかで優しい方なのですが、今までお仕事のことを詳しく伺う機会がなかったので、この企画を通してより知ることが出来たらと思ったことが、コラボレーションをお願いした理由です。

中井 ろみさんは、お菓子の世界に精通されている著名な方ですし、展開されているショップは、商品のクオリティーはもちろん、パッケージデザインなど世界観をお客様に伝えるブランディングが素晴らしいと思います。そういうものに私たちは憧れるし、親和性を感じています。



作品のテーマは「おてんばgirl」

岩渕 作品のテーマは「おてんばgirl」です。romi-unieさんのジャムが持つ世界観をどのように落とし込むかを考えた時に、単純にジャムを入れるのではなく、ジャムでふざけて遊んでしまった、おてんばな女の子をイメージ。今回はクリエイティブ作品というより、ファッションフォトの感覚で撮りたいと思いました。

岩田 コラボレーションなので、世界観を壊さないよう、ヘアスタイルはあまり作り込み過ぎず、モデルさんの元々持っている良さを引き出すことをイメージしました。ジャムの質感とヘアスタイルの質感をリンクさせるのが難しいと予想しましたが、最終的には落とし込めたかなと思います。



地域から日本を代表するハイブランドへ

中井 ローカル発信でスタートしたbiancaには、地域を代表するサロンから日本を代表するハイブランドを目指すというコンセプトがあります。そこに至るまでに時間はかかりますが、丁寧に人を育てていきながら、継承を繰り返し、本当にいい会社、サロンであるとお客様に誇れるようなブランドにしたいと思っています。biancaの店名はゲームの『ドラゴンクエスト』に出てくる女性キャラクターに由来。新店の『padme』も映画『スター・ウォーズ』の女性キャラクターに由来しているのですが、フォースを代々継承していく壮大な映画の物語と同じように、僕の代にはじまり作ってきたbiancaのカルチャーを、ここにいる岩田や岩渕、またその下のスタッフが物語を共有しながら伝えていくというのが楽しいと思いながらやっています。



鎌倉はカルチャーが存在する街

中井 サロンを開業するにあたり、街にカルチャーが存在するところでなければ、僕らのようなデザイナーズサロンは育たないと思っていました。鎌倉は歴史的な背景や、どういう人が移り住んできたのか、ここでお店を構えている人がどのように展開しているのか、そこにセンスやファッション感がどのくらいあるのかを精査した時に、鎌倉はカルチャーが存在している街だと認識したのです。絶対にここで成功して、僕らがカルチャーのリーディングサロンになりたいという想いから、この街を選びました。神奈川県の他の街では実現出来なかったと思いますね。

岩渕 今年1月から『padme』を任せていただくことになり、これから結果をしっかり出さねばという良いプレッシャーを感じています。biancaに育てていただいた分、その想いや技術、人として大切なことを下の代にも伝えていきたいと思います。


padme

いがらし ろみさんのコメント

暮らしが少しでも豊かに感じられるものを

自分のいる領域とは別のヘアメイクとのコラボレーションで表現していただくことにより、想像しない世界を見ることができて、とても嬉しいです。ジャムやお菓子のスイートなイメージをかわいく表現していただいているなと思いました。

私は、お菓子づくりの楽しさがつまったジャムと焼菓子、チョコレート菓子を日々作ってお店で販売しています。いつものトーストやヨーグルトがパッとおいしくなる「お菓子みたいなジャム」をコンセプトにしたジャムや、粉の香ばしさ、発酵バターの香り高さなどをいかした焼菓子はシンプルな味わいで、暮らしのひとときを輝かせてくれます。フランスやヨーロッパの生活や旅で体験したことを、お店の内装やパッケージにも活かし、楽しくお買い物していただけるように考えています。プレゼントも、お渡しした方にその楽しさが伝わるようにと思っています。

仕事をしていく上で大切にしているのは、私の中にある世界観です。暮らしが少しでも豊かに感じられるような、そういうものをこころがけています。鎌倉という場所が、暮らし、自然、文化を感じるところなので、いつの間にかモノづくりにもその感覚が投影されていると思います。

美容師さんは、基本的に手仕事の人ですので、その部分にとても共感します。biancaさんでは、いつもカラーリングとヘッドスパをお願いしています。若いスタッフの方たちがどんどん成長していく様子をなんとなく拝見していて、それぞれが仕事を通して技術を習得していく場所なんだなと思ったことがありました。どんどんその世界が広がっていくのは素晴らしいことです。


Romi-Unie Confiture

 

 



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〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2-7-4
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