ミライヲツナグ × Stream 朝日 美月祈さん(jurk)

You Tube『NEXT STAR』でアシスタント時代に密着させていただいた『jurk』のスタイリスト、朝日 美月祈さん。今ではセミナー講師や業界誌に引っ張りだこの人気美容師に！
7月24日に朝日さんが講師の『NEXT STAR』の第一回目となるセミナー『Stream』が開催されました。美容学校時代から現在、そして未来までをjurkスタイリストの朝日 美月祈さんにQ＆Aで語ってもらいました。



スペシャルセミナー『Stream』は、美容学生やアシスタントといった美容師の卵でおおにぎわい。仕込みから撮影までをたっぷりと見学できる見応えのある内容に大満足の様子



Q1　サロンに入社してから、何を目標に頑張った？

朝日　新卒で東京のサロンに入社して、2年目の半ばに名古屋のjurkに。それまで名古屋には行ったこともなかったし、家族や友達もいない土地での再スタートになりました。そんな私の当時の目標はjurkの東京出店。オーナーに宣誓し、目標を公言したことで周りもついてきてくれました。スタイリストデビューに向けてカリキュラムを頑張りながら、コンテストやSNSにも力を入れ、全てに100％で挑戦してきました。スタイリストデビューも、東京店のオープンも、全てを頑張ってきて良かったと、今は心から思います。


Q2　アシスタント時代を振り返って大変だったことは？

朝日　東京から名古屋へ移り住んで、環境が大きく変化。人脈が無い中でスタートしたので、モデル探しや集客には苦労しましたね。心細かったし、辛かったけれど、美容に集中できる環境でした。


Q3　アシスタント時代にそんな困難を乗り越えることができた源は？

朝日　根本は本当に美容が好き。だから何でも頑張れました。プラスで家族や友人に恩返しがしたいという思いや、ライバルに負けたくない、東京の子に負けたくないという思いも。逆境の中で、負けず嫌いな自分が発揮されました。


Q4　アシスタントを経て、スタイリストになった今だからこそ感じていることは？

朝日　たくさんの美容師がいる中で、毎日私を指名してお客様が来店してくれることはとってもありがたいことです。ヘアデザインと接客で、全力でお返ししていきたいと考えています。アシスタントの時はできることが少ない分、どうやって関わるかを考えていましたが、今はアシスタントたちをサポートしたいという気持ちも大きいです。東京店のオープニングに携わって1年半ほどが経ち、お店全体を引っ張っていきたいという思いも芽生えました。オーナーがいて、店長がいて、自分がいるという体制から、最近では自分が一番年長者という日もあります。自分がお店の顔にならないといけないという責任感も生まれて、それまでは感情を大切にしていましたが、数字や結果といった目に見えるものの意味にも気付かされました。


Q5　学生時代はどのように作品を作っていた？

朝日　私は1年生の時に表彰台に登れなかったことが、すっごく悔しかったのを覚えています。学生のうちに振り切ったデザインを作っていたことが、今の作品撮りに繋がっていると思っています。色々なことに死ぬほど頑張った経験があると、美容師になっても頑張れるし、辛い試練があっても乗り越えられるはず。乗り越えた先に素敵な未来があると信じていたからこそ、 頑張り続けられるんだと思います。  


Q6　作品をつくるときのインスピレーションはどこから？

朝日　モデルやファッションから決めたり、その時の自分の気持ちを大切にしています。何か1つを参考にすると、二番煎じになってしまうので、3〜5つを組み合わせてオリジナルに仕立て上げていきます。新鮮みのある作品は0から1で生み出されたものだと思うので、自分の気分とトレンドをミックスして落とし込むようにしています。


Q7　美容師の仕事とは？

朝日　カットやカラー、パーマといった技術ではもちろんいいものを提供したい。その上で、接客や空間づくりを大切にしています。 「jurkに来るだけで幸せになれる」「モチベーション高く仕事を頑張れる」と言ってくださるお客様がいます。また卒業式や結婚式など大切な人生の節目のヘアを任せてくれる方も多く、美容師をやっていて良かったと思います。お客様と一緒に年齢を重ねていきたいですね。人を可愛くする裏方としての役割もあれば、最近は自分にスポットライトを当ててもらう機会も増えて、美容師の仕事は主役にも脇役にもなれる仕事だと感じています。

Q8　今後やりたいことを教えてください。

朝日　たくさんのお客様が来てくださっている中でサロンワークはもちろん、コンテストや外部活動にも力を入れていて、jurkの顔になれるようにブランディングを頑張っているところ。まだまだ若手として、サロンを背負って前に立つ、チャレンジャーでい続けたいです！ 

Q9　最後に美容学生にメッセージをお願いします！

朝日　私は学生の頃、こうやって仕事しているなんて想像もしていなかった。学生のうちは時間もたくさんあるし、若いし、可能性は無限大です。好きなこと、興味があることになんでも挑戦して欲しいし、全力で遊ぶことも大切。何にでもなれるし、芯がブレなければ夢は叶えられます！ 色々な人に頼りながら、自分のペースで全力でやってみてくださいね。全ての経験が繋がっていくのが美容師の仕事です。改めて楽しい仕事だと伝えたいです。






朝日さんの手がけたモデル作品

朝日 美月祈氏／jurk tokyo stylist
＠mitsuki_jurk
日本美容専門学校卒業。都内1店舗を経て、愛知県・名古屋市の『jurk』に中途入社。2022年1月、東京・南青山に出店した『jurk tokyo』のオープニングメンバーとして活躍。アシスタントから現在に至るまで、業界誌への多数掲載、セミナー講師活動、コンテスト受賞といった経験をもつ。ファッションやムードにリンクさせたデザインカラーや一癖あるヘアセットを得意とする。インスタグラムのフォロワー数は4.5万超。

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