女優・歌手 ソニンさん

Professional InterviewMar.27.2020

INTERVIEW WITH SONIM
舞台にすべてを捧げることが
私にとっての幸せ。

今年、芸能生活20周年を迎えたソニンさん。2000年にEE JUMPのメインボーカルとしてCDデビューしてから、ユニットの突然の解散を経て、ソロデビュー、バラエティ番組でのタレント活動など様々な挑戦をされてきました。そして現在は舞台・ミュージカルを中心に、圧倒的な存在感をみせる女優として注目を集めています。

3時間、役を生き続ける感覚にハマった

初舞台は2004年に上演された『8人の女たち』。ミュージカル初出演は、尊敬していた大竹しのぶさんが主演、宮本亜門さんが演出ということでオーデションを受けて臨んだ『スウィニー・トッド』でした。

「ライブ感と言うか、3時間、役を生き続ける感覚にどんどんハマっていきました。事務所にも『舞台を中心に仕事がしたい』と意思を伝え、フォーカスしていった感じです」

以降、舞台の仕事が順調な中、2012年末に芸能活動を休止。文化庁新進芸術家海外研修制度を使い、アメリカ・ニューヨークに一年半の演劇留学を決意したのです。

「色々悩んでいた時に、宮本 亜門さんに言われた『ソニンは絶対に海外に行った方がいいよ』という言葉を思い出し、道しるべとなりました。プライベートで行った初の海外もNYだったのですが、カルチャーショックを受けて、ここに住んだら迷いが晴れるかもしれないという確信があったのです。決心してから4年かけ、仕事の合間にNYを訪れて知り合いを作り、学校やボイストレーナーを調べるなど準備を整えた上で強行しました」

2014年、帰国後に立った舞台で、お客さんの反応が確実に変わったことを実感したと言うソニンさん。2016年には初の演劇賞となる菊田一夫演劇賞(演劇賞)も受賞。

「振り返ると、NYへ行って本当に良かったと思っています。何が変わったのかは明確ではありませんが、学びや経験を重ねれば重ねる程、お客さんからの信頼度も増していったのだと思います。ミュージカルはロングランなので、特にハードな役をやりきった後にはすごく達成感があります。読売演劇大賞(優秀女優賞)をいただいた『1789 バスティーユの恋人たち 』『マリー・アントワネット』もそうでしたが、頑張れば報われるのだと思いましたね」

 
ミュージカル『キンキーブーツ』(2019年)


ミュージカル『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』(2019年)

公演中は一切「喋らない」って本当!?

デビューから変わらぬ美しさ。むしろ、キャリアを重ねて自信を纏った今の方が輝いて見えます。美を保つ秘訣を伺いました。

「ヘアはデビュー当時からお世話になっている美容師さんにお任せです。クセ毛を生かし、セットしなくてもキレイにまとまるようカットしてもらっています。ヘアケアもシンプル。オーガニックのシャンプーで洗い、アウトバスのヘアオイルにアロマオイルを混ぜて塗布したらおしまい! 食生活に関してはベジタリアンなのであまり節制する必要がなく、肌あれも滅多にしません」

しかし、公演中はボディメンテナンスに加え、喉を守るためにプライベートでは一切喋らず、筆談で生活するというストイックさ。

「プライベートを楽しんだほうが精神面で安定して舞台に集中できる役者もいます。でも、私は喉の調子などが微妙な状態で平均点を狙うようなパフォーマンスをするとストレスになる。だからプライベートを我慢してでも、完璧な状態を持続して芝居に全力を注ぐほうが私にとってはストレス発散になるのです。私は自分のために舞台に立っていません。私はお客様の為だけに立っているのです。だから『舞台を観て人生が変わりました』『チケット代以上の価値ある時間を過ごすことができました』とお客さんが満足して帰られることが私のモチベーションになっています」


KERA CROSS 第2弾舞台 『グッドバイ』(2020年1月)

今年は音楽活動にも力を入れたい

今年は、ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー Season3』や『ビューティフル』の再演も控えているが、20周年を記念してライブやCD制作など音楽活動にも力を入れていきたいと意欲的なソニンさん。

また、昨年から事務所の若手を対象にワークショップを定期開催し、指導者としても慕われる存在です。そんな彼女が悩んでいる人に掛ける言葉があるそうです。

それは「その道はあなたのベストウェイだから」。

「人と比べたら失敗や挫折だと感じることがあるかもしれないけれど、あなたは、あなたに一番適した道を歩んでいる。だから自信を持って! 私自身そういう気持ちで歩んできました。これからも自分の信念を貫いて、何か大きなこと、型破りなことに挑戦していきたいと思います!」


「Sonim’s 20th ANNIVERSARY COUNTDOWN LIVE」@COTTON CLUB

 

 Profile/SONIM ソニン((女優・歌手))

1983年3月10日生まれ、高知県出身。2000年、EE JUMPのメインボーカルとしてCDデビュー。02年、グループ解散後にソロ活動を開始し、以降、ドラマ・映画に出演するほか、近年は舞台を中心に活躍の場を広げる。主なミュージカル出演作に『スウィニー・トッド』『ミス・サイゴン』『モーツァルト!』『RENT』『1789-バスティーユの恋人たち-』『マリー・アントワネット』『キンキーブーツ』『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』など。2020年はミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー Season3』、『ミュージカル・ガラ・コンサート』(5月30日、鎌倉芸術館 大ホール)、ミュージカル『ビューティフル』(11月、再演)の出演が控えている。舞台の受賞歴は、第41回 菊田一夫演劇賞(2015年度)、第26回 読売演劇大賞(2018年度)優秀女優賞。

アミューズ公式サイト https://artist.amuse.co.jp/artist/sonim/
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ミュージカルの最高峰作品の日本キャスト版にアニータ役で出演決定!

ブロードウェイ・ミュージカル 『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3

公演期間:2020年4月1日(水)〜5月31日(日)
会場:IHI ステージアラウンド東京(東京都江東区豊洲6-4-25)
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/stagearound/ 公式Facebook @stagearoundtokyo 公式Twitter @STAGE_AROUND
お問合せ:ステージアラウンド専用ダイヤル 0570-084-617(10〜18時)

※ガモウでのお取り扱いはございません

東京都より出されました要請を受け、全公演が中止となりました。詳しくは公式サイトをご確認ください。
 

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