八木岡 聡氏が語る『HAIR DESIGN 7×7』 デザインの方程式

Sep.21.2018

ヘアデザインに必要な感性を紐解き
ベストバランスを導くための方程式がわかる
『HAIR DESIGN 7×7』デザインの方程式

八木岡 聡氏(DaB)インタビュー

聞き手/伊藤 淳(株式会社ガモウ広報宣伝部部長)
@ガモウ関西神戸支店

ヘアデザインのための理論書『HAIR DESIGN 7×7(ヘアデザイン セブン バイ セブン)デザインの方程式』が発売された。世界的に見ても例がないヘアデザインの解説本。著者・八木岡聡氏に本の特徴とアピールポイントを伺った。

対談形式で行われた八木岡氏へのインタビュー

 

伊藤 今日は、この本の特徴について、存分に語っていただきたいと思いますので、よろしくお願い致します。まず、最初にデザイン理論をまとめようと思われたきっかけからお聞かせください。

八木岡 日本の美容界の教育の特徴として、いわゆる技術教育は盛んに行われてきました。カットであれば、切り方について解説された本はたくさんあります。しかし、どこをどう切るとバランスが取れるのか、スタイルとしてまとまるのか、そういったことはほとんど解説されてこなかったと思うんですね。図面もなしに大工仕事だけやらされているようなものです。

伊藤 技術力にデザイン力をプラスしていくという発想ですね。

八木岡 美容師としてのスキルアップを考えると、横軸に技術力があるとすると、縦軸には感覚・感性の能力、これをデザイン力と呼んでもいいと思いますが、この縦軸を伸ばしていくことも大切で、過去、これを体系立てて学べるテキストがありませんでした。感覚・感性の領域は、いわゆるセンスの有無で語られることも多かったですし。そういった意味では、感覚・感性を理論的に紐解けた本だと自負しています。

伊藤 『HAIR DESIGN 7×7(ヘアデザイン セブン バイ セブン)デザインの方程式』の構成について教えてくだい。

八木岡 これはタイトルが、そのまま本の構成になっています。最初の7はDISCOVERY-7といって、簡単に言うと、ヘアデザインを分析したり、バランスを見極めるために使う道具(ツール)になっています。海を航海するときに使う海図やコンパス、定規に相当するものです。すべて、今回の書籍の制作中に発案・発見したものなのでDISCOVERYと呼んでいます。×7の方は、FORMULA-7。FORMULAとは、公式、法則という意味で、DISCOVERYというツールを駆使して、デザインの解を求める方程式を求めていくという意味が込められています。

伊藤 実際、制作過程の様子をお聞かせいただけますか?

八木岡 まず、自分が40年以上、美容師をやってきて、バランスのいいスタイルとして、自分の中に残っているヘアデザインを描き起こすところから始めました。3000枚くらいは、絵を描いたと思います。没になったものを入れたら5000枚くらいは描いたでしょうか?(笑)。DISCOVERYの中にデザイングリッドという基準線を用意していますが、次のステップとして、ヘアデザインをそのグリッド上に置いて、シルエットの軌道やウエイトバランスを分析しました。デザイングリッドは地図の緯線・経線のようなもので、これがあることで、バランスのいいデザインの形としての特徴を抽出することができます。

伊藤 よく「線が見えてくる」みたいなお話をされていましたが…。

八木岡 そうなんです。ヘアデザインで一番重要なのは、スタイルそのものの「絵が浮かんでくる」ことなのですが、これを突き詰めていくと、バランスを取る上で基軸になる線や、ウエイトラインなどの“線”が見えるようになってきます。キャリアの ある人の仕事というのは、こういう線を無意識に感じながらやっていると思うのですが、この本では、そういった線の引き方や見つけ方などをある程度、解明できたと自負しています。

伊藤 “線”が見えてくれば、迷わずデザインできるということですね?

八木岡 ええ。それから、もう1つ、本書の大きな特徴は、ヘアデザインを大きく2つのタイプに分類し、それぞれアプローチの方法を変えて説明している点です。

伊藤 そこの部分を詳しくお願いします。

八木岡 1つはレングスの短いショートスタイルなどのデザインです。このタイプは、頭蓋骨の半円状にデザインされ、身体とヘアが一体化しているという意味でスカルプチュアデザインと呼びます。もう1つはミディアムからロングのように、髪を顔がまとう衣装のようなとらえ方をしていくデザインです。絵画にたとえると、顔が絵で髪が額縁に相当します。こういった顔の外枠のようなスタイルをフレームデザインと呼びます。美容師になりたての頃から感じていたことですが、この2つのデザインは、バランスの取り方、アプローチ方法が根本的に異なっています。本書では、FORMULA-1〜4を主にフレームデザインの説明に、FORMULA-5〜7をスカルプチュアデザインの解説に充てています。この2つのデザインアプローチの違いをするだけで、仕事の質が大きく変わってくると思いますね。

伊藤 まだまだ、聞きたいことが沢山あるのですが…。

八木岡 続きは、是非、お手に取ってご覧いただければと思います。ガモウ&ガモウグループでセミナーも開催していきますので、そちらへも足を運んでいただければと思います。


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本体/B4変形208ページ
定価/12,000円+税
発行/株式会社髪書房

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