サロンと美容学生をイベントでツナグ 群馬B.DOORS 2023

ミライヲツナグJul.28.2023
ミライの美容師を応援するプロジェクト

ミライビューティプロジェクトは、理美容専門学校様、生徒様へ取り組むプロジェクトです。美容業界のミライを担う皆様を様々な角度から応援していきます。



2023年6月20日(火)にGメッセ群馬(群馬県高崎市)にて、『群馬B.DOORS 2023』を開催しました。昨年に続き、高崎ビューティモード専門学校との共催で、同校の1・2年生240人が参加、46のサロンとリアルコミュニケーションの場を持ちました。
このイベントについて、高崎ビューティモード専門学校の森村 健先生、海老原 恵利人先生、 神戸 祐子先生にお話しを伺いました。


左から  海老原 恵利人先生   森村 健先生   神戸 祐子先生


学年ごとの2部制で行われ、限られた時間で熱心に質問する姿も見られた

学校とサロンの両側から
学生たちの成長をサポートしていきたい

——貴校では以前から地元のサロンとのイベントを開催なさっていたとのことですが、その経緯とガモウとの共催について教えてください。

森村先生 資金力や発信力もある都内の有名サロンさんと比べ、地元のサロンさんは学生へのアピールの場が持ちにくく、そうしたサロンさんを学生たちに知ってもらいたいと始めました。在校生も7割が県内出身者で、地元志向の学生も多く、高崎市にある学校として、地域活性のためにもこうしたイベントを学校主導でやることに意味があると思いました。

神戸先生 ガモウさんにお声がけいただいた際、単なる就活のためではないイベントという目的も一致したため、昨年の開催に至りました。新たなサロンさんにもご参加いただけ、学生たちの選択肢が広がったと思います。

——いわゆる就活セミナーと違い、1年生も参加できるのが特徴ですが、1年生が参加する意義はどこにあるとお考えですか?

森村先生 イベントを始めた頃はサロンさんからは「就職を控えた2年生だけでいいのに」という厳しいお声もありました。これから業界に入ってくる子どもたちをサロンさんと学校の両側から育てることが業界の活性化につながるとお伝えしたことで、サロンさんも積極的にご協力くださるようになってきました。

神戸先生 1年生の頃に優しく応対してくださったサロンを覚えていて、アルバイトに応募したり、見学に行ったりということにもつながっているようです。業界的にも待っているだけではよい人材を獲得できないことから、サロンさんの意識も変わってきていると思います。

——サロンの方と直接お話をすることで、学生の姿勢や就職について変わったと感じる ことはありますか?

海老原先生 美容師になるためにどんなふうに学校生活を送るとよいのか、美容業界はどういうところなのか、ということについて、学校でも伝えているのですが、やはり同じことでもサロンさんから聞くことで、学生の心に届くのだなと感じます。学生たちも直接お話を伺うことで、そのサロンがどんな雰囲気であるとか、得意分野であるとかを知ることができ、就職後のミスマッチを避ける一助になっていると思います。 

参加することで終わりなのではなく、「もっと知りたい」「こんな美容師になりたい」と思うきっかけとなっているとのこと。学生・サロン双方にとってよい出会いを生む場として、これからも美容業界の活性化に貢献していきたいと思います。


イベントに出席していない スタッフからのメッセージなど、 お店全体で学生を歓迎していることが伝わる展示


学生たちに親しみを持ってもらえるような サロンの写真の展示なども


サロンやスタイリングの写真の提示は、 お店の雰囲気や方向性がわかりやすいと 学生にも好評


親しみやすい雰囲気づくりで、 緊張していた学生との会話も弾む

参加した1年生の声

左から  末本 遥河さん  小嶋 菜央さん

自分が成長できるサロンさんで働きたいです

末本 遥河さん  2年目のアシスタントの方とお話しすることができて、学生のうちにやるべきことのアドバイスをいただきました。緊張していたのですが、フレンドリーに話しかけていただいたので、身近に感じることができました。3年コースなので、早い時期からどんな美容師になりたいかを考えるよい機会になったと思います。

小嶋 菜央さん  写真や動画でサロンの様子を見せていただいて、サロンで働くことへのイメージがわき、学ぶことへのモチベーションが上がって、これから頑張っていきたいと思いました。これまでヘアドネーションを2回したことがあり、仕事を通して社会貢献ができる美容室で働きたいと思い、そのあたりも注目して参加しました。


参加した2年生の声

左から   黛 杏香さん   松井 悠希さん

目指す美容師像も具体的になってきました

黛 杏香さん 卒業生や年齢の近いスタイリストさんのお話しは、自分の未来が想像しやすく参考になりました。また、自分の目指すスタイルと合うサロンさんで仕事をしたいと思うので、そのサロンさんがどのようなことを大切にしているのかということや、スタイリストさんのファッションにも注目していました。

松井 悠希さん 昨年参加した時はただただ緊張していたのですが、コミュニケーションを取りながら説明してくださるサロンさんも多く、今回はサロンの強みや福利厚生など、就職を踏まえた質問もできました。高崎での就職を考えているので、地元のサロンさんを知る機会があるのはとてもありがたいですね。


B.DOORSとは
美容業界全体の活性化のために 行っているイベントです
2014年よりガモウが開催している『B.DOORS』は、就職活動に特化するのではなく、就職活動も視野に入れつつ、サロンと美容学校1・2年生が“集う”ことができるイベントです。サロンの形態も美容師の働き方も多様化してきている昨今、美容学校生や高校生(美容科)が就職活動を本格的に迎える前に、イベントを通じてより多くのサロンに出会い、サロンとのかかわりの期間を増やすことを目的としています。

会場によっては、2年生を対象とした「就職ゾーン」を設けたり、話を聞いたサロンの数で景品をプレゼントするスタンプ ラリーなどのイベントや、ヘアショーを行うなど、サロンのブースで話を聞く以外の楽しみも用意しています。  学生個人で多数のサロンを見学することは難しいですが、このイベントを通して、早くから多くのサロンを知る機会を得ることができます。そして、入社後のミスマッチによる職場でのストレスや早期退職を防ぐことができます。また、サロンにとっても採用時期が早まる中、有望な人材といち早く出会うチャンスとなっています。次世代の美容師を育成し、美容業界の活性化のために、これからも開催を続けていきます。

 

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